Profile

川名 啓介

かわな眼科 院長
1999年筑波大学医学専門学群卒業。卒業後、筑波大学附属病院、日立総合病院、総合病院土浦総合病院勤務を経て、2006年筑波大学大学院 人間総合科学研究科 眼科講師となる。2009年かわな眼科を開設。
川名 啓介

Doctors Word

Heaven helps those who help themselves.

現在の仕事についた経緯は?

ごく普通のサラリーマンの家庭に生まれました。9歳の時に手術を受け、それから漠然と医師に対する憧れがありました。筑波大学医学専門学群に入学後、病院実習をしていた際に、眼科で白内障の手術を受けた患者さんの視力が回復して、とても喜んでいるのを見ました。その喜びを自分も提供できたら素敵だなと思って、眼科医になろうと思いました。眼科医になり、大学病院や市中病院で働くうちに、自分の理想とする医療がどういうものかということを考え、それを実践するために開業しました。

仕事へのこだわり

医師になりたての頃は、先輩の姿を見て、なるべく早く一人前になるように考えました。大学病院での研修の間には知識だけでなく、技術の向上も大切と考えました。市中病院で働いていた時には、知識と技術のみではなく、患者さんの心も治療することが大切と思いました。話を聞くことだけでも、それだけでも苦痛や辛さが消失することもあります。  大学病院で講師を務めていた時には、患者さんを診察する臨床だけではなく、研究や学生の教育などにも尽力しました。主に眼科における画像診断の研究を行なっておりました。先端の技術を工学部の先生とともに新しい分野を切り開いていくことは、大変やりがいがありました。また教育面でも学生にもなるべく興味を持ってもらえるように指導してきました。しかしながら、大学病院で勤務するうちに、徐々に自分の行いたい医療というものも明確になってきて、大学病院の組織の中にいるとその理想とは離れてしまうことに気づきました。そのため、その理想を実践するために、2009年開業することを決めました。  開業後はなるべく患者さんにとってわかりやすい医療を提供することに注力しました。電子カルテを用いて、患者さんの自身の目の状態を提示しながら、極力わかりやすく説明できるようにしました。また、患者さんにとって負担の少ない機械を導入して、快適に素早く検査を受けて、診察を行えるようにしています。手術の際には、痛みや侵襲が少ないように、丁寧できれいな手術ができるように気をつけています。手術における一つの理想は、手術をしたことすら感じないくらいに小さな侵襲で手術を終えることです。その領域を目指して、日々知識のバージョンアップと技術の向上を考えています。

そう思えるようになったきっかけ

最高の医療とは、病気から素早く治ることだと思います。そのためには、適切な問診と迅速な検査で、病気を特定し、かつベストな薬剤や手術により早く回復させることです。そのために自分が最も良いと思うような検査機械やスタッフとともに、病気を診断して、患者さんにとってよくわかるように説明し、患者さんと一緒に治療を行うことだと思います。そのためにできるベストを行うために、開業するということが必要だと思います。

今後の目標

これからも患者さんにとって”わかりやすい医療”を提供していきたいと思います。知識を常にブラッシュアップして、それを患者さんに還元できると良いと思います。1日1日少しずつでも成長してきたいと思います。”快適な目で、人生に潤いを”提供できるように、日々尽力いたします。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。