Profile

小林健二

小林歯科医院 院長
松本歯科大学卒業後、松本歯科大学病院および医療法人弘仁会 鴨居歯科医院にて臨床研修。松本市、望月デンタルクリニックにて、保険診療を中心に歯科診療の基礎から学び、マイクロスコープを主軸とした精密治療、審美歯科、インプラントなどの自費治療も幅広く教わる。2022年5月に小林歯科医院を親より継承、リニューアル開業を行い、現在に至る。
小林健二

Doctors Word

「木も見て森も見る」治療を行う

現在の仕事についた経緯は?

歯科医師の父、歯科衛生士の母を持ち、幼少期より歯科という職が近しかったことが大きな要因であると思います。

仕事へのこだわり

「木も見て森も見る」治療を心がけています。歯科治療は、ただ単に1本の歯だけを治療すればよいというものではございません。歯にも前歯、小臼歯、大臼歯と区分があり、1本ずつ役割があります。その役割をしっかりと付与し、また見た目や高さ、他の歯とのバランスなど、1本の歯を診るためには、その他の歯全体も考慮しながら処置を行わなければうまく機能しません。
1本の歯にこだわりと情熱を持って処置に取りかかることは言わずもがなですが、お口全体を1つの器官として、全体を見ながら個々を診る、個々を見ながら全体を診る、一口腔単位での治療を心がけています。

そう思えるようになったきっかけ

歯科治療は証拠が残る仕事だと言われています。詰め物や被せ物もそうですが、小さい虫歯を削ってプラスチックの詰め物を行うにしても、治療の痕跡が残ります。
あるドクターはただただ詰めて終わり、詰めた物も真っ平らで、歯の形もしていない。また、あるドクターはしっかり歯の形を模して、見た目も機能性も付加した治療を行う。同じ「詰める」行為でも、行うドクターの方針で大分結果は変わってきます。
処置した痕跡はずっと患者さんの口の中に存在し、転院などをした場合に次のかかりつけドクターに引き継がれます。検査などで、治療の痕跡を追った際に、どのような治療をやってこられたのかがまじまじとわかります。「こんな綺麗な治療をされてきたのか。自分も見習わなければ。」と思う処置をされている方もいれば、「こんな残念な治療をされてきたのか。」と思う患者さんもいます。
私自身まだまだ未熟ではありますが、何度も後者にあたる治療痕を見てきました。自分や、家族に受けさせたいと思う治療、次に診ていただくドクターに「こんな治療をされてきて、この患者さんは可哀想だな。」と思われないような治療を行っていきたいと思っています。

今後の目標

一歩ずつ着実に、時に大胆に歩を進めていきたいです。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。