Profile

小林達雄

みるみる内科と在宅クリニック木更津 院長
新潟大学医学部卒業。卒業後、新潟大学にて小児科医として医師キャリアを開始する。その後、内科学を学ぶために医療法人鉄蕉会亀田総合病院 総合診療・感染症科シニアレジデントとして4年間勤務。その後、亀田総合病院リウマチ膠原病科医長、君津在宅診療所院長を経て、2020年にみるみる内科と在宅クリニック木更津を開院し、院長として地域医療に貢献。現在に至る。
小林達雄

Doctors Word

私は、"また来たい外来診療所"の構築を目指します。私は、"また来てほしい在宅診療所"の構築を目指します。

現在の仕事についた経緯は?

新潟大医学部を卒業後、千葉県南部の基幹病院、亀田総合病院(鴨川市)で勤務しました。そこで「大病院は、時に痛みや苦しさを伴う治療もして、病気を治すことに集中する。そうしたときに、患者や家族と何か気持ちのすれ違いが起きている」と気づいたのが、在宅医療に出会うきっかけとなりました。

仕事へのこだわり

慣れ親しんだ自宅で、痛くない・苦しくない治療を望んでいる人がいます。そんな意向に沿った治療計画を立て、医療をしていくと、患者やその家族がすごく喜んでくれます。医師としての大きな魅力を感じ、2016年から本格的に在宅診療に従事し始めました。在宅医療は多くの場合、最後は看取り(患者の死亡)で終わります。人生の最期を本人や家族が望む形で迎えてほしい、という思いから、家族へ求めることがあります。医療の主体は、あくまで本人と家族。医師は持っている選択肢をプロとして提案しますが、本人や家族は積極的に医療者と議論してほしいです。それが医師との良い関係、最終的な満足のポイントになると思います。人はいつか最期を迎えますが、日本人は生前から死後のことをを話し合うのを忌み嫌います。しかしそれでは『もっとあの時こうしておけば』と家族が後悔することも多いです。『最期の迎え方』を考えてもらうのも我々の仕事です。家族が後悔の念を抱くようなケースは、少なくしたいです。

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