Profile

小松 塁

LOUIS CLINIC 院長
岩手医科大学医学部卒業。卒業後、東京女子医科大学で研修。研修終了後は同大学救命救急科で3年勤務。
その後、大手美容外科に入職し院長、技術指導医を経て、2022年11月にLOUIS CLINICを開院し、現在に至る。
小松 塁

Doctors Word

青は藍より出て藍より青し

現在の仕事についた経緯は?

学生時代より美容医療に興味があり、研修修了後に美容医療に直接進むことも考えましたが、患者様の中には基礎疾患を持っていたり、緊急時のことを心配されたりする方もいらっしゃると思い、その際に的確な対応ができるようにと救命救急科に入局しました。
その後、自分なりの節目を考え、美容外科に転科しました。大手美容外科で研鑽を積み、院長や指導医も経験させていただきましたが、よりフレキシブルに患者様のニーズに沿った医療を提供したいと思い開業をしました。

仕事へのこだわり

とにかく人と向き合うよう心がけてきました。救命救急では、同じ病名で搬送されてきてもその方の年齢や性別、基礎疾患、その時の季節など全ての背景を踏まえた上で原因を究明しなくてはいけないため、患者様やご家族の方からお話を聞くことを何よりも重要視しておりました。
その中でも、お話し中の表情をみて違和感を覚える方もおり、症状の内容の恥ずかしさを理由に訴えを口にせず我慢される方もいらっしゃいました。そのような方々も、耳を傾けてお話をしているうちに心を開いてくださり、それにより実際の病巣判明に繋がったこともありました。
美容医療においても、例えば「たるみ」というお悩みで受診されても、どのように気になっているか、どのような治療法で改善させたいか、どのような仕上がりをご希望されているか、どのような点を不安に思っていらっしゃるかはその方によって全く異なります。
また、「このようなことまで聞いていいのかわからない」という心情から、お気持ちを隠されたままの患者様もいらっしゃいます。手技の技術力ももちろんですが、まずは患者様自身に向き合い、患者様の言葉だけでなく表情も見逃さないようカウンセリングの時間を惜しまないようにしております。

そう思えるようになったきっかけ

今まで多くの患者様を診察させていただいた際に、「先生の說明はわかりやすくて心配が解消された」、「こんなにしっかりと話を聞いてもらえたのは初めてです」というありがたいお言葉をいただくことがありました。
悲しいことに、カルテばかりをみて自分自身をあまり見てもらえず、自分の気持ちを伝えられなかったため想像した出来と違ったというお話も耳にします。
不安を解消されないままでは、どれだけ最良の結果であったとしても、この施術の結果は正しかったのか、本当はもっと合う施術もあったのではないかと患者様に疑問を残したままになってしまいます。
患者様をただ単に美しくするのではなく、安心した状態で施術を受けていただくことで、より患者様のご希望に沿った完成像に近づかせることができるのではないかと思います。

今後の目標

街を歩けば必ず1軒はあるのではないかというくらい美容クリニック飽和時代の中、自分を選んでいらしてくださった患者様にできるだけ真摯に向き合えるクリニックづくりを目指しております。
当院は手術室、皮膚科施術室を合わせても3部屋と少ないですが、その分スタッフ全員がお一人お一人に集中して向き合える環境となっております。患者様のお悩みに可能な限りお応えし、ストレスフリーで心身ともに美しくなっていただけるようなクリニックを目標としております。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。