Profile
小海 元
GLOW Clinic 新宿院 院長
鳥取大学医学部医学科卒業。研修医修了後、大手美容クリニック勤務を経て、2019年から現職。

Doctors Word
適者生存
現在の仕事についた経緯は?
ある憧れの人がいて、その人の描く夢を一緒に追いかけたいと思い、始めました。大きな組織に所属するような働き方ではないので不安もありましたが、意外と何とかなるものです。行動の先に上手くいくという確信がなくても、絶えず変化できる者が最後には笑えると信じています。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソンです。
仕事へのこだわり
「働かざるもの食うべからず」という価値観は古いと思っています。「働かなくても食えるけど、働いた方が楽しいよ」が正解だと考えています。そういう気持ちで働いていますし、そういうマインドのスタッフが集まるクリニックでありたいです。それがそのまま提供できる医療の質の高さにも繋がっていると感じています。当院の看護師やカウンセラーは他院でも十分通用する人材ばかりです。実際、ヘッドハントされるスタッフもいます。多くの選択肢がある中で、このクリニックを選んでくれる。それが私の誇りです。
今後の目標
変化の時代です。西暦900年と1000年で日本人の暮らしはほぼ変わっていませんが、西暦1900年と2000年では世界の成り立ちが大きく変わりました。100年どころか、10年先すらも全く予測できない時代です。そんな時代をこれからあと100年近く生きるのです。いい大学に入っていい会社に入れば一生安泰という時代は終わりました。医者や弁護士になれば人生バラ色という時代も実はもう終わっています。座右の銘に「適者生存」と書きました。刻々と変化する環境に最も順応できた生物のみが繫栄できる、という進化生物学の考え方です。ティラノサウルスも環境の変化には勝てなかったのです。では、これからの時代はどんな人間が生き残れるのか。私は「承認欲求をゼロにする」ことにヒントがあると考えていますが、答えはまだ誰も知りません。最後に一番伝えたいことがあります。今を楽しんでください。あなたが今日あたりまえに過ごしている家族や友人との時間は、中高年の大富豪たちが何百億ドル払っても得られない青春です。ジョブズのような成功者でさえ死に際には「もっと家族や友人との時間を過ごすべきだった」と後悔したそうです。偉大な先人はスマホだけでなく、我々の生きるべき指針を遺してくれたようです。
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