Profile

栗田容輔

マロニエ矯正歯科クリニック 院長
東京歯科大学卒業。卒業後、同大学歯科矯正学講座に入局。千葉病院にて3年間、水道橋病院にて3年間、診療・教育・研究に従事し、矯正歯科医療の基礎を学ぶ。日本矯正歯科学会認定医を取得し、草加の地に矯正歯科専門歯科医院を開業。以降、地域医療に貢献する。
栗田容輔

Doctors Word

ちょっと考えてわかることをちょっと考える

現在の仕事についた経緯は?

高校時代に親から歯科医師になることを提案され、自分に向いていると直感しました。将来的には開院したいと考えていましたが、いざ歯科大学に入学してみると歯科医師過剰時代と言われ、普通にやっていては経営が成り立たないことを知りました。
学生の8割が歯科医師の跡取りである中、後ろ盾のない自分には武器が必要なのだと思いました。国民の虫歯が減っている現状から考えたときに、生まれつきの歯並びに対する需要は無くならないと思い、矯正治療を主とする道を選択しました。それは矯正以外の治療を捨てる選択でもありましたが、自分にはそれしかないと思いました。
矯正科に入局してからは寝る間も惜しんで修行を積み、31歳になった時に草加の地に矯正専門医院の開業を実現しました。高校時代からの夢が叶い、6年経過した現在は、多くのスタッフや患者さんに恵まれ、忙しい日々を過ごしています。

仕事へのこだわり

「患者さんの人生を変える」を信条にしています。
矯正治療はとても高額です。同じ金額で出来ることは様々あり、それらは人生を変えるものです。矯正にかける患者さんの想いは強く、変わりたいという願いを叶えるのが矯正歯科医師の使命です。「先生」と呼ばれる職業を選んだからには、責任をもってすべての患者さんを等しく治療したいと思っています。
しかし、矯正治療は費用も期間もかかり、患者さんへの負担も重く、大変な道のりです。軽い気持ちで始めて良いものではなく、患者さんには「覚悟」してもらう必要があります。やるかどうかは患者さんの気持ち次第であり、やるからには共に頑張っていくのが矯正治療です。
やった方がいいなどと背中を押すことはしません。しっかり覚悟していただくために、正しく情報を提供するのが歯科医師の役割だと考えています。患者さんにとって矯正歯科医師は人生で私一人だけということを忘れてはいけません。

今後の目標

矯正歯科医師として成長したい、医院を大きくしたい、より多くの患者さんを治療したいという自分自身の目標はありますが、自分が関われない患者さんを助けてあげることは出来ません。私自身も頑張りますが、日本中の歯科医師がしっかり患者さんを治療できるように矯正治療を広めていきたいと思っています。
また、歯並びに悩める日本中の患者さんの疑問を解消できるように、矯正治療の啓蒙活動をしたいと考えています。それは、単純に矯正治療を行う方を増やすのではなく、むしろ安易にはじめてしまい後悔する人を減らすことが目的です。
矯正の良いところと良くないところを矯正歯科医師側から広めていくべきです。矯正治療によって悲しい想いをする人がいなくなり、経験した人がみんな幸せになってくれることが夢ですね。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。