Profile
永渕輝雄
博多ステラ歯科・矯正歯科 院長
九州歯科大学附属病院にて研修医過程終了。福岡にて一般歯科、小児歯科、矯正歯科、小児矯正に特化したクリニックで5年間勤務医として勤務。東京、神奈川で矯正歯科、マウスピース矯正、審美歯科に特化したクリニックで5年間分院長を務める。2021年博多ステラ歯科・矯正歯科開業。
Doctors Word
一念天に通ず
現在の仕事についた経緯は?
幼い頃に工場で肉体労働をしていた父は、子供には体を使う仕事ではなく、頭を使い、人に喜んでもらえる仕事に就かせたかった様で、お前は医者になるんだと言い聞かされて育ち、自分はそうなるものなんだと思って幼少期を過ごしました。高校生になり、医者という仕事を真剣に自分ごとにして考えた時に、「こんな命と向き合う仕事は大変だろうな」と思ったのと、「将来家族を持った時に夜勤などがあり、家族との過ごす時間があまりなくなってしまうのでは」と考えました。歯科医なら医者の一つで、命に係わることはほとんどなく、夜勤などもなく、家族との時間もしっかり取れるのではと考え、歯科医を志そうと思いました。
仕事へのこだわり
将来、自分を振り返った時に、自分の家族やスタッフ、お天道様に見せても恥ずかしくない様に、すべての患者さんのすべての治療において妥協せず、その時出せる最善の治療を行えるように全力を注ぐようにしています。最善の治療とはその時代その時代によってどんどん変化します。それを常に学ぶ姿勢を怠らない様に心掛けています。また、患者さんで、もしも全く同じ歯の方がいたとしても、背景や望んでいることが違えば、その人にとっての最善の治療とは全く異なるものになります。ですので、その患者さんがどういうことを望まれているのかをしっかり話せる場を持ち、一緒に治療計画を立てていくことも大切にしています。
そう思えるようになったきっかけ
私が若い時の勤務先の院長で、大変お世話になった先生がいらっしゃいます。その先生は患者さんに対して常に全力で向き合われる方で、私が患者さんに少しでも伝わりにくい話し方や不利益になる様なことをすれば、本気で何時間でも叱っていただきました。そして、私の人生のことなども真剣に考えて下さり、たくさんの人生の指針となる考え方や生き方を教わりました。その時から私も恩師の先生の様になりたいと思い、当院の理念にも繋がるのですが、私に関わって下さる方たちに、全力で向き合い、少しでも幸せになってもらえる様に力になりたいと思うようになりました。
今後の目標
地域の方が「ひとまずあそこに行けば安心」という地域に根差した歯科医院になりたいと思います。また、日本では、「歯並びが悪くても矯正はお金はかかるし、期間もかかるし見た目が気になるからそんな話しは聞きに行けない。」と思われている方が大変多いです。しかし、今は安く早く、見た目も気にならない治療法が出来ています。小さい時に小児矯正を始めれば、顔面の骨格を正しく成長させることも出来ます。他の先進国では歯並びがキレイであることが当たり前の国が多いですが、日本は遅れています。これからグローバル化が進む中で、歯並びも相手に与える印象で重要になってくると思われます。歯並びは見た目が良くなるのはもちろんですが、並びを整えることで、虫歯や歯周病になりにくくなり、噛む力も偏りなく分散されます。歯を長く持たせるためにも、顎や体のバランスを保つためにも大切なことです。多くの方にその様な歯と体との関わりの知識などを広めていきたいと思います。
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