Profile

志田 陽介

医療法人ゆとり さくらクリニック 院長
2008年、獨協医科大学医学部医学科を卒業後、同大学病院で研修医として働き、第一外科(現在の上部消化管外科)へ入局する。入局後、消化管を専門として働く中で、医学博士の取得や学内講師を務め、2020年4月より、さくらクリニック院長に就任。
志田 陽介

Doctors Word

妥協せずに常にベストを尽くす

現在の仕事についた経緯は?

研修医として働きはじめた当初は、外科は忙しく大変なイメージがあり、外科医になるとは思ってもみませんでした。しかし、いざ働いてみると手術はもちろんのこと、術前術後管理と幅広く診療にあたるための知識・技量を目の当たりにして、気づけば外科の門をたたいていました。
実家が医療関係とは無縁であり、そのまま外科医として働き続けようと考えていましたが、外科医として10年働く中で、仕事のやりがいとプライベートのバランスや、将来を考えたときに、メスを握り続けることの大変さも感じるようになりました。
また、手術を中心とした術前後の外来以外に化学療法専門外来にも携わり、患者さんが今どのような症状がつらいかに耳を傾ける中で、いかに患者さんに寄り添った外来をできるかを考えるようになりました。
そんな中、知人の紹介でクリニック院長の話をいただき、新たな挑戦として「さくらクリニック」で働くこととしました。

仕事へのこだわり

患者さんが病院に来るということは、何らかの症状で困っているのであり、開業医であれば、自分の専門分野に限らず広く門戸を広げて診るべきと考えております。
そのため、大学以外の総合病院での診療や救急外来での数多くの経験を活かし、整形外科疾患・外科疾患~内科疾患・小児と幅広く診察しています。当然、自分の力量以上のものは、患者さんに説明し、近隣病院へ紹介させていただいています。
幅広く診療するために、患者さんの声に耳を傾けることと一番知りたいことの説明をいかに分かりやすくするかは心がけています。

そう思えるようになったきっかけ

私は、祖父母はもちろんのこと父、母も亡くしております。病状の説明など、医者になってからは理解できることも、当時は理解できないことや聞きたかったことがありました。
自分が見る患者さんには、そういった思いをしてほしくないと考えていることから、今の自分の診療スタイルがあると思っております。

今後の目標

外科・内科を併せたgeneralistとして、地域に根差した頼られるクリニックを目指していきたいと思っています。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。