Profile

菅原道孝

医療法人社団八光会 菅原眼科クリニック 理事長
平成11年3月 順天堂大学医学部 卒業
平成11年5月 東邦大学医学部付属佐倉病院眼科 入局
平成16年4月 杏林大学眼科非常勤臨床助手(国内留学)
平成18年4月 東邦大学医療センター佐倉病院眼科病院助手
平成19年4月 医療法人社団済安堂井上眼科病院 入職
平成22年10月 医療法人社団済安堂井上眼科病院 医局長
平成24年10月 医療法人社団済安堂井上眼科病院 副院長
平成27年4月 医療法人社団八光会菅原眼科クリニック 理事長
菅原道孝

Doctors Word

雨垂れ石を穿つ

現在の仕事についた経緯は?

『菅原眼科クリニック』は今から35年ほど前、私が小学2年生のときに父が開設したクリニックです。「後を継ぐ」という感覚よりも、自然と医師を目指していたように思います。そして、高校生になって自分の進路を決めるときに、医学部受験を決めました。
自分の専門分野に眼科を選んだのは、小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広い年代の患者さんとお付き合いができること、また目の病気を治療することによって患者さんの全身の健康に貢献できるという点に魅力を感じたからです。
眼科医となって東邦大学医学部付属佐倉病院で外来診療を担当するほか、ぶどう膜炎に関する知識を深めるため、杏林大学への国内留学もしました。
その後、井上眼科病院でさらに症例を経験するとともに、医局長・副院長を経て、2015年に当クリニックの院長として診療をはじめました。

仕事へのこだわり

診察の際には患者さんの立場に立って、丁寧にご説明することを心がけています。ご高齢の患者さんであれば、なるべく難しい言葉は使わずに、イラストなどをご覧いただきながら、目で見てわかりやすいようにお話をします。また、相手が小さなお子さんのときは、下の名前で呼んで、子供たちと目線をあわせて話をするなど、なるべく怖がらせないように気をつけているつもりです。
私たちのような地域の中のクリニックは、患者さんにとっての最初の窓口です。そのため、患者さんの幅広いニーズに対応することはもちろん、見落としのない検査をして、症状を正しく診断することが大切になります。当院では、OCT(光干渉断層計)をはじめ高品位な医療機器を導入して、正確な検査・診断に役立てているほか、必要な場合には他の医療機関と連携を図りながら、患者さんお1人お1人を最善の医療につなげたいと考えています。
いずれの場合にも、患者さんとよくお話をして、なるべくご希望に沿った治療をして差し上げたいと思っています。たとえば、水晶体が白く濁って見えづらくなる白内障は、それ自体が直接命にかかわる病気ではありません。ただし、日々の生活に支障をきたすようなレベルであれば、日帰りでの手術をおすすめすることになるでしょう。局所麻酔下でおこなう白内障の日帰り手術は実質10分程度で終了する安全性の高い手術です。眼鏡の度数を変えてみても何だか見えづらい、といったことがありましたら、ぜひご相談いただきたいと思います。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。