Profile
髙木 誠
医療法人社団健稜会コスギコモンズクリニック 院長
鹿児島大学医学部医学科卒業。済生会熊本病院で初期研修。研修終了後、済生会熊本病院呼吸器内科でレジデントとなる。呼吸器内科のBossのつてで、信州大学医学部附属病院高度救命救急センターに2年間国内留学。その後も済生会熊本病院で呼吸器内科、総合診療、救急の研鑽を積む。2019年6月よりコスギコモンズクリニック院長となる。
Doctors Word
仇も情けも我が身からでる
現在の仕事についた経緯は?
叔父が医師であり、弟が脳性麻痺のため、小さいときから医療に触れる機会が多かったため、自然と医師という仕事を目指していました。学生時代は、臓器に縛られることのない小児科医になろうとしていましたが、尊敬できる上司と巡り会い、呼吸器内科に所属しました。それでも全身を診るということにはこだわり、呼吸器を専門としながらも、救急・集中治療の分野にも興味をもち、研鑽を積みました。結果的に、開業医が向いているのではないかと考えるようになり、現在に至ります。
仕事へのこだわり
ブラックジャック、Dr.コトーみたいな、何でも診ることが出来る医師が理想でした。もちろん、高度に発達した現代医学ではすべてを完璧に理解、修得は出来ない。その中でもできる限り広い範囲をカバーできるようにしてきました。出来ること、出来ないことを見極め、患者が不利益にならないようにする。その意味もあり救急医療を学びました。済生会熊本病院の救急は、総合診療も行っており、臓器では説明できない症状の患者や、複数の臓器に問題を抱える患者さんを診てきました。
そう思えるようになったきっかけ
救急の現場では、単一の臓器にしか問題がない患者は少ないし、場合によっては専門診療科が決定できない場面も多い。専門診療科同士が「うちの科の疾患ではない」と押しつけ合っている様子をみて、そうならないようになりたいと思った。
今後の目標
できる限り自分で解決できるように患者をみて、しかし専門科に任せた方がいいことは早めに紹介。出来ることを少しでも増やしていけるようにしていきます。
※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。