Profile

武内 崇博

みなきたデンタルクリニック 院長 歯科医師 歯学博士 日本歯周病学会 歯周病専門医
東京歯科大学歯学部卒業。卒業後、東京歯科大学歯周病学講座入局。4年間の大学院にて博士号受領、2年間のレジデント。その後、医療法人社団明佳会有楽町デンタルオフィス・稲毛デンタルクリニックにて勤務。2023年2月みなきたデンタルクリニック開院。国内外にて歯周組織再生療法に関する学会発表、論文執筆多数。
武内 崇博

Doctors Word

全知全能であれ

現在の仕事についた経緯は?

私は横浜で代々続く歯科の四代目として育ちました。自宅兼診療室だったため、幼い頃から遊び場は診療所。歯科材料で遊んだり、常に白衣姿の祖父や父を見ていた私は、自然と歯科医師を目指しました。
昔から工作や絵を描くこと、人と接することも得意なので、歯科医師は天職なのではないかと自分自身思っております。東京歯科大学在学中に歯周病専門医を志し、東京歯科大学大学院に入学し、歯周組織再生療法に関する研究・臨床に没頭しました。
大学病院退職後も、歯周病治療における日本の著明な臨床家である片山明彦先生に師事し、研鑽を積んでまいりました。横浜で歯科医師として成功することが両親への恩返しになるという想いから、みなきたデンタルクリニックを開院いたしました。

仕事へのこだわり

歯周病や虫歯などの口腔に起こる疾患は細菌感染症です。口腔内に存在する細菌がもとで生じる疾患であり、セルフケアとプロフェッショナルケアの両立が疾患予防の鍵といえます。
しかし、歯科医院に好んで来院される患者様は少ないのが現状ですし、そもそも自身の口腔内の状況を理解している方がほとんどいません。世界有数の先進国である我が国の国民の大多数がその状況に置かれていることにジレンマを感じています。
その中でいかに歯科治療が大切か、日々のケアが大切かを理解していただくため、視覚素材を利用し、患者様自身が置かれている状況を理解してもらうことが最も重要だと考えます。
そのため口腔内写真や手術用顕微鏡による静止画・動画を駆使し、お口の中の“見える化”を心がけています。どこに汚れが付いているか、どこに虫歯があるかを理解していただくことで、患者様のモチベーションを向上させることが、疾患の予防につながると考えています。
来院されたとき、既に歯周病や虫歯などの疾患に罹患されている場合は当然治療が必要となりますが、保険診療や自由診療を問わず、時間をかけ工程を省略することなく丁寧な処置を心がけることで、再発の予防に繋がると思っています。

そう思えるようになったきっかけ

大学病院での研修医時代、私に配当された患者様に対し、一生懸命、口腔内の状況や治療計画を説明しても理解を得られることなく、来院されなくなってしまった患者様が何名かおりました。
最初は理由も分からずもやもやする日々が続きました。しかし、口腔内写真を撮影し、視覚素材とともに説明することで患者様が状況を理解され、治療に足を運んでくださるようになることに喜びを感じました。
我々歯科医師が知識があることは当然ですが、患者様はそうではありません。その差を無くし、モチベーションを上げることが最も重要なのではないかと感じたきっかけでもあります。
歯科医師が治療技術があることは当然のことですので、論文や教科書で知識を増やした上で、セミナー等に通い技術向上に励みました。
私の専門分野である歯周病治療は、患者様の気付きと歯科医師の卓越した技術の双方が必要不可欠です。研修医時代からお世話になった様々な先生方の姿を見て今の私の歯科医師としてのスタイルがあります。

今後の目標

まずは多くの患者様に来院いただき、自身の口腔内の状況を知っていただくこと、そのうえで私の医院に来院してよかった、早く来れば良かったと言っていただけることが目標です。
歯科治療は私一人では何も出来ません。そのためにも医院を支えるスタッフが、高い意識を持って長く働けるような環境作りのサポートができればと考えています。横浜に最高の歯科医院があるという風の噂が流れてきたら、何よりも幸せです。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。