2020年、開業する1年と少し前に私に病気が見つかりまして、手術・闘病を経験しました。その際に、患者側として病状や治療の説明を受ける経験をし、改めて理解しやすい説明の重要性を認識しました。
そのことがきっかけとなり、地域医療に興味が出てきたのです。ちょうどそのタイミングに開業の話をいただきました。1年前に閉院され、近隣の患者さんが困っているとの話を伺い、地域医療に貢献したいという思いが高まり、悩んだ末、開業に踏み切りました。

患者さんへの説明の仕方を意識し日々診療しています。元々、研修医時代に上司の先生から患者さんとの会話・説明の重要性は指導されていました。そのことから、救急外来・病棟での上司・同世代の先生の患者さんへの説明にはよく同席することを心掛け、たくさんの経験を積みました。
その経験から、わかりやすい言い回しや内容などを自分に取り入れ、現在の私の説明の仕方につながっております。説明をうまくすることで患者様の病気への理解が深まり、そのことが病気の早期発見や病状の悪化を防ぐ要因であると考えております。