Profile

矢橋 洋一郎

LIBER CLINIC 院長
東京慈恵会医科大学医学部卒業。
卒後、都内のJR東京総合病院にて初期研修医として勤務。
2018年より湘南美容クリニック勤務、2020年同クリニック分院長就任。
2022年LIBER CLINIC開院。
矢橋 洋一郎

Doctors Word

病気を診ずして病人を診よ

現在の仕事についた経緯は?

私は学生時代から美容外科医になりたいと考えておりました。
悩みを抱えてる方々に対して、医学的なアプローチからの解決策を提案できる仕事に、他にはない魅力を感じていました。
学生や研修医時代に一部の先生からは「美容は命に関わらないから意味がない」「やってもすぐ飽きる」等と否定されたこともありました。
しかし前職である大手クリニックの現場で、ドクター達は毎日生き生きと自身の目標に向かって精力的に診療を行い、数え切れない程多くのお客様に笑顔と喜びを与えていました。
美容医療は命には直接関わらないかもしれませんが、生活の質を高めることに大きく貢献できる“医療”であると確信し、美容医療の世界に進みました。

仕事へのこだわり

私の出身大学の東京慈恵会医科大学では「病気を診ずして病人を診よ」という理念があります。
病んでいる臓器のみを診るのではなく、病に苦しむ人に向き合い、その人そのものを診ることを大切にしましょうという言葉です。
この言葉は私の医療に対する信念の礎です。
美容医療の道に進んだ後は病人を診ることは少ないですが、お悩みだけを診るのではなく、その人そのものを診るという姿勢はずっと貫いてきました。
前職の大手クリニックでは「先客後利」という理念があり、私はそれを実践すべく診療させて頂いておりました。前述の慈恵の精神と通じるところがあります。
美容医療は自由診療のため、世の中には商業的なアップセルやオプションメニューの押し売りなどを行う先生やクリニックが多々存在しますが、私の診療スタイルは前述の理念の通り、目の前のお客様のお悩みを第一に考え、解決策を提案することに全力をかけております。
自身では対応できない治療であれば、適切な治療法があることをお伝えしています。
お悩みにそぐわない治療についてはお断りしたり、より適していると考えられる別の方法を提案させて頂くこともあります。
例え自院の売上にはならなくても、「あの時あの先生の助言があって良かった」と後からでも思って頂ければ自分は嬉しいのです。
一人でも多くのお客様に笑顔と喜びを与えることが私の使命と考え、日々診療させて頂いております。

そう思えるようになったきっかけ


院長に就任して間もない時期は売上が低迷していた時期もあり、焦りを隠せない一部のスタッフからは「先生は私たちの生活がかかってる自覚はありますか?」と苦言を呈されたこともありました。
高価なメニューに強引に誘導すれば短期的な売上は上がるかもしれませんが、それは私の信条に反するものであり、性格的にも上手くいくとは到底思えず、前述の診療スタイルを貫き通しました。
短期的な数字を求めて診療しても、それは長期的に持続可能な方針ではないという確信もありました。
結果として徐々に信頼頂けるリピーター様も増え、なかなか予約が取れないようなクリニックに成長できました。
独立した現在もその診療スタイルはブレずに続けております。
手術をして終了ではなく、困ったときには気軽に相談して頂けるような、そんな医師やクリニックを目指しております。

今後の目標

自身のクリニックを開院することができ、より一層、自身の理想とする形で美容医療を提供することが可能となりました。
手術器具や使用薬剤、医療機器は全て自身の裁量で選ぶことが可能です。
医療機器については全て自身で受けて納得のいくものしか導入しておりません。
まだまだ立ち上げ段階なので、取り扱いのできるメニューや医療機器は限られていますが、通って頂けるお客様が増えればより充実させていきたいと考えております。
良質な治療は積極的に取り入れ、お客様により一層喜んでいただけるようなクリニックにしていきたいと考えております。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。