Profile
吉岡直樹
よしおかクリニック 院長
2002年自治医科大学卒業後、京都府立医科大学整形外科教室で初期研修。
2004年〜長野県職員として長野県立木曽病院整形外科、伊那中央病院地域救急医療センター、長野県立阿南病院整形外科で勤務。
2008年京都府立医大大学院運動器機能再生外科学(整形外科)へ戻り、京都府職員として公立南丹病院、京丹後市立久美浜病院、京都府立医科大学附属北部医療センターで勤務。
2015年京丹後市立久美浜病院 整形外科医長
2016年よしおかクリニック院長
Doctors Word
丹後のみなさんを元気にするクリニック
現在の仕事についた経緯は?
丹後地方では行われていなかった野球の肩肘検診を2011年に開始し、治療が必要となった選手を競技復帰までサポートするなかで、特にリハビリテーションの重要性を再認識し、十分なリハビリテーションを行える施設の必要性を感じておりました。また、日々の診療の中で多くの方々から、外来診察日の増日、夕方の診療やリハビリテーションの充実など様々なご要望をいただき、公務員として勤務していた公立病院での実現が難しいと思われるそれらを、自分が打開し皆様のお役に立てないかと考えクリニックを開院するに至った次第です。
仕事へのこだわり
スポーツ整形外科に関わらず、一般整形外科診療でも患者さんの症状の原因を可能な範囲で特定し、その原因を治療することで再発予防にもつなげたいと思っています。そのためには理学療法士や作業療法士が担当する運動器リハビリテーションが非常に大切であり当院の特徴でもあります。運動器リハビリテーションに加えて国立スポーツ科学センターでも使用されている物療機器を多数揃え、出来るだけ早期の回復を目指しています。また、競技復帰やその後のパフォーマンスアップ、再発予防のためのダイエットや筋力訓練なども大切と考えており、併設のフィットネスエリアではトレーナーによる指導も行っています。さらに、体調の不調やリハビリテーションの効果が出にくい方の原因を調べるためにロシアで開発されたメタトロンという機器を使っており体質改善にもつながる良い結果を得ています。丹後という京都府北部の僻地ですが、私たちが頑張って出来るだけ良いものを患者さんや利用者さんへ提供することで、丹後の方々へ良いことができればと思っております。
そう思えるようになったきっかけ
医学生時代から整形外科へは興味がありましたが、痛み止めや湿布を処方するのみで、なぜ痛くなったのか?なぜ今の症状が出ているのか?などを外来で説明される医師の少ないことに疑問を感じていました。学生時代に中国医学を学びに中国医科大学に短期留学した際に、患者さんの身体全体を東洋医学的に観察した上で針灸などの治療を行うスタイルを学び、整形外科診療にも応用出来るのではないかと考え今のスタイルにつながっています。結果患者さんが良くなられるスピードも上がっていると実感しておりますので、間違ってはいないのではないかと思っております。
今後の目標
丹後を良くしようという想いをもった異業種(農家さん、お酢屋さん、家具屋さん、飲食店さん、宿泊業者さん、バーテンダーさん、政治家さんなどなど)の仲間達と活動をしており、医療と異業種をコラボレーションさせて丹後の地域の方々へ良いことをしたいですし、また他の地域から我々の医療とそれらの他のサービスを受けるために来ていただくことが出来るようになれば地域振興にもつながるのではないかと考えています。
※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。